Columnコラム
所長コラム
法人保険の節税ポイント その1 保険を払済みにする?
2010 年 1 月 8 日保険契約を「払済み」にすることで、節税できることをご存知ですか?
保険を払済みするとは、保険料の払い込みを中止し、
その時点の解約返戻金をもとに、元の契約の保険期間を変えず、
保障額の少ない保険に変更する方法です。
資金繰り等の悪化で初めに契約した保険料の支払いが難しく
なった場合などに広く活用されています。
この方法を利用して、終身保険を払済みにして、
キャッシュを払うこと無しに節税対策が実行できます。
●終身保険
●保険金500,000円
●契約者、保険受取人=会社
●被保険者=役員
上記の条件で35年間で33,000円の保険料を払ったとします。
この場合は、現在の企業のバランスシート(貸借対照表)を見ると資産の部に、
「保険積立金」が33,000円計上されているはずです。
そして、この時点での解約返戻金が30,000円とすると、
33,000円-30,000円=▲3,000円・・・損失
この終身保険を「払済保険」に変更すると、
その含み損といえる▲3,000円を損失計上できるのです。
そのまま資産に計上しておいてもかまいませんし
いつ払済に変更しても損金計上ができます。
節税を伴う保険の見直しを考えている場合は、
有効な対策となります。
いかがでしょうか。
不明な点がありましたら、ご連絡ください。