LAMTIP PARTNERS Co., Ltd.

Columnコラム

所長コラム

新年の抱負~求人と事務所の目標

2011 年 1 月 18 日

明けましておめでとうございます。

少し遅れましたが、本年もよろしくお願いいたします。

 

新年早々ですが、業務拡大のため、社員募集をします。

今回は正社員、パート・アルバイト、コールセンターの営業社員を
募集します。

社員の募集にかこつけますが、私たち宮原税務会計事務所が

〇どのようにクライアントに対して接しているか

〇業務の目標をどこに置いているか

少しお話してみたいと思います。

 

「会計事務所の業務」は2段階に分かれていると考えています。

 

1.会計・税務業務

まず、基本となる会計・税務業務です。

これは、

〇税務申告書の作成

〇決算書作成

などですが、できて当たり前、ミスは許されない根幹の業務です。

 

2.経営コンサルティング業務

次に、会計・税務のデータをもとに会社の内部を深く、かつ広く
見つめる「経営コンサルティング業務」です。

こちらは、会計事務所の業務の範囲外かもしれませんが、
クライアントのニーズを考える上で、絶対必要な業務です。

「経営コンサルティング」は、クライアントごとにニーズが異なる
ため、全社一緒ではありません。

 

ただ、どの会社にも確実に必要な業務(処理)が以下の5つです。

 

1.税務処理

法律に照らして「できる」、「できない」はある程度調べれば
誰でもわかることです。

専門家として求められているものは、「ある処理を行った場合は、
どの程度のリスクがあるか」をきちんと把握できる能力です。

社長の「経営判断の手助け」を行うことが最大の「税務対策」
だと思っています。

 

2.銀行対策

決算書は、

〇税務署

〇銀行

〇株主

の3者が納得するものを作成する必要があります。

たとえば、節税対策を過剰に行ってしまうと、銀行の
融資がおりない場合もあります。

融資に際しては、粉飾ではない「銀行が好む決算書」を
作製する必要があります。

 

3.経営分析

〇同業他社との比較

〇自社の毎年、毎月との比較

中小企業の場合には、有価証券報告書が開示されている
上場企業と異なり、比較対象が開示されていません。

そのため、経営分析も「接待交際費の金額がいつもより
多すぎる」など漠然とした指摘が多くなってしまいます。

しかし、TKCなどの中小企業のデータを利用して、優良企業との
比較を行うことで、将来の目標を立てることができます。

 

4.企業格付

〇帝国データバンク

〇東京商工リサーチ

大手との取引開始には必ずと言っていいほど上記の2社の点数が
ハードルになります。

しかし、これも「形式基準」と「実質基準」を把握して、
点数を上げる処理を行っていく必要があります。

 

5.資金繰り予測(利益計画)

〇損益計算書予測

〇貸借対照表予測

〇キャッシュフロー予測

ほとんどの中小企業が「損益計算書予測」までは行っています
(「売上高」や「利益額」の計画をたてている)。

しかし、実際経営をしてみると、一番大切なのは、「この仕事で
幾らおカネが残るのか」を把握することです。

「資金繰りの予測」を行えてこそ、経営のバックアップが
できると言えるのではないでしょうか。

 

業務の中で差が出る部分は、やはり「経営コンサルティング」の
分野です。

上記以外に私たちが現在行っている「経営コンサルティング業務」は、
以下の業務です。

 

〇バックオフィスのサポート
他の専門業種との提携に基づき、「契約書のチェック」や、
「労働争議の解決」、「特許の申請」など税務に関わらない
サポートを行っています。

〇事務所として特に詳しい分野
『資金調達』、『組織再編』、『特殊な節税対策』を行っています。

 

「経営コンサルティング」は、クライアントとの密接な情報交換と
細かいニーズの吸い上げを行わなければなりません。

ここには、マニュアルではないホスピタリティの気持ちが必要です。

つまり私達のお客様である経営陣、社長の気持ちをどれだけ
汲むことができるかということです。

経営者は非常に孤独な立場です。

この孤独には2つの意味があると思っています。

〇同業者には相談できない

〇従業員には相談できない

ある意味、中小企業の場合、親族しか社長の気持ちになって話し
合うことができない社長がたくさんおられるのです。

私たちが求めるものは、「社長の視点を持った専門家」であり、
「良き相談相手」となれることです。

 

このような事務所ですが、ご興味のある方はぜひご応募してください。

お待ちしています。