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HSBC香港 口座開設について~その1

2011 年 5 月 26 日

今回のゴールデンウィークは香港に行って参りました。

私は中華料理が部類に好きで、下町の屋台村からペニンシュラホテルまで、
街中をくまなく食べ歩きました。

香港は行かれた方が多いと思いますので、詳しい説明は避けますが、
富裕層はシンガポールには及ばないまでも、再開発で町全体が熱気に
あふれていました。

このたびの旅行の目的は観光もさることながら、香港の現地で有価証券の
取引や不動産の売買を実際に体験することが目的です。

最近知り合いの社長から受けることが多い質問は、「今後資産をある程度
持っている富裕層はどうなるか」です。

個人に対する所得税・相続税は今後上がることはあれ、下がることは
無いでしょう。

社会保障制度や医療制度の負担も抜本的な改革を行わない限り
費用負担は上がっていくことは間違いないと思われます。

また、為替にしても現在の円の価値は今より下落することは間違いない
(今が上がりすぎている)と多くのアナリストが予想しています。

とこう書いてくると日本の未来が危ういと思ってしまいがちですが、
そうは思っていません。(これは次回記載していきたいと思っています)

ただ、今行うべきことは自己資産のポートフォリオを組むことだと思っています。

通貨、有価証券、不動産、金などの商品をどの国のモノで購入
すべきか・・を考える時期に来ていると思っています。

知っているか、知らないかで大きな差が出ることは間違いありません。

ということで、少なくとも情報収集だけは必要と思い(苦笑)、実際に香港に
行ってHSBC(香港上海銀行)に銀行口座を作り、そこから有価証券を
購入してみることにしました。

現在日本の証券会社からは、中国の株式には投資できない銘柄も
かなりあります。これが現地口座を持っている場合は、どの株式にも
アクセスすることができます。

 

以下実際の体験をつづってみます。

平成23年5月5日の午前11時ごろ、廣東道沿いの「The Gateway
Premier Centre」のHSBCのブランチに行ってみました。

HSBC香港ですが、香港最大の銀行で、18世紀半ばに設立された、
もともとはイギリスの銀行です。

 

『口座開設に必要な資料』

●パスポート

●残高証明書(英文)

●国際運転免許証

●現金

※購入する有価証券の情報(金額と名称)

残高証明書と国際免許証はほとんど見られませんでしたが、いずれかが
英文でパスポート以外日本の居住が確認できる資料を持って行った方が
安全だと思います。

まず受付で日本と同じ様に並ばなくて良いように番号札をとります。

その後ブースに呼ばれて、女性の行員に「パワーバンテージ口座」を
開きたいとの事を告げると、まずパスポートを見せてと言われました。

※パワーバンテージ口座(投資も同時に行える口座)

その時同時に残高証明書と運転免許証も出しましたが、特に確認
されることもなかったようです。

今回入金する金額を提示するとまず「アドバンス口座」の申請書の記入を
求められました。

 

『口座開設の記入内容』

●氏名

●住所

●性別

●職業

●収入(フロー)

●貯蓄(ストック)

●電話番号

※口座維持手数料がいらない「プレミア口座」は200,000香港ドル以上
常時貯金が必要で、「アドバンス口座」だと月に125香港ドルの口座
維持費がかかります。(23年5月現在のレートは約10円/香港ドル)

 

記載が終わると、行員はしばらくして、

●キャッシュカード

●小切手

●封筒(暗証番号入り)

●セキュリティデバイス

を持って戻ってきました。

すぐ封筒内の既存の暗証番号を、自前の暗証番号に変更するよう
求められます。

この後、銀行の窓口に行って、日本円を香港ドルに換金します。

円→香港ドルの為替手数料は2%ちょっとでした。

 

次回は銀行口座を開設して、その後の有価証券の購入までのやり取りを
お話していきます。